海事代理士とは、他人からの依頼によって、船舶の登記や登録、検査申請、船員に関する労務、その他の海事許認可などの手続きを代行する海や船に関する法律家です。
いわば、司法書士や行政書士、社会保険労務士の海事版。各地方の運輸局が管轄するそれぞれの地域(主要な港を中心)で活躍しています。
身近なところでは、皆さんが海や湖で目にする水上バスや遊覧船、モーターボートなどを安全に操縦するために必要な免状の申請など、その取り扱う手続きはたくさんあります。
しかし、海事代理士でない者が、海事代理士法に規定する海事行政手続きを行うことはもちろん、海事代理士を名乗ること及び紛らわしい名称を用いることは法律により禁じられています。
昨今、海や船舶の世界では様々な手続きやトラブルが多く存在しており、迅速かつ正確な手続きを求められています。
また、各国の交易の場である「海」は、危険かつ複雑な利害関係があり、安全、環境問題など各国がお互いに守るべきさまざまな条約が結ばれており、このような条約に基づいて定められた「海」に関係する法律がたくさんあります。
海の専門家であり、海の法律家である「海事代理士」は、このような法律をきちんと理解して、お客様への適切なアドバイスを提供することで、お役に立てる存在となっています。
海や船に関する事は、海のスペシャリストである海事代理士までご相談下さい。